
■品種
ユリ科の多年草。”アイヌねぎ”とも言います。ネギ属の中では最も葉が広い。冬は地上部が枯れますが球根は残っていて、春になってそこから出てくる若い葉と茎の部分を食用とします。種からだと最初の1〜2年は葉っぱだけで茎の部分(ネギのように)ができません。食べ応えがあるように育つまでに5年かかるといわれ、乱獲されるとなかなか自然に回復しないので”幻の”山菜となりつつあります。
北海道から近畿地方に分布。本州では日本海側の山地に多いようです。湿り気がありかつ陽あたりもよい場所を好みます。 寒い地方ほど高度の低い平地にも生えるのですが、最近は平地の天然物は取り尽くされてしまい、深山幽谷のさらに崖のような急斜面にしか生えていません。
栽培物が普及してきましたが、出荷できるまで育てるのに何年もかかるので高価です。
芽の状態ではスズランによく似ています。スズランは毒草なので注意しましょう。行者ニンニクはにんにくのような強烈な臭いがありますので、臭いをかいでに区別できます。
■旬
4月下旬〜6月上旬が旬です。
■調理
生のまま味噌をつけてかじるのが最高です。または軽くゆでてから水にさらして酢味噌で和えてヌタに。天ぷらもおいしい。

